100ページの文章術 酒井聡樹

100ページの文章術

著者 酒井聡樹
1960年生まれ。東京大学大学院理学系研究科植物学専門課程博士課程修了。東北大学大学院准教授。
著書に『これから学会発表する若者のために -ポスターと口頭のプレゼン技術』『これからレポート・卒論を書く若者のために』『これから論文を書く若者のために 大改訂増補版』などがある。


これに使える!

ブログ  ★★★
レポート ★★★★★
メール  ★★★
企画書  
小論文  ★★★★

ざっくり紹介!

理学系の研究者として学生に論文指導を続けてきた著者が、「読者にわかってもらうための文章」の書き方を100ページにまとめた本です。
著者は、「わかりやすさ=読者が情報整理をしやすい」であると言います。
情報整理をしやすい文章を書くには、文章の構成要素を知り、個々の要素を正しく提示していけばいい。

そのための技術として、無駄な情報を削る、一度に一つの問題だけを扱う、などの鉄則を解説しています。
ポイントをしぼっているところが、この解説書自体を非常にわかりやすくしています。

東北大学の先生らしく、ベガルタ仙台の話を例文に使っていたりして飽きさせない工夫も嬉しい本です。

ここは押さえろ!

1 読者は文章を読むのが面倒であるという前提を自覚する。
2 何の話をするのか前もって伝える努力を。
3 重要なことから述べる。

追記代わりのメモ

例を交えながらたんたんと解説していくのが、理系の先生らしい印象。
100ページなので、すぐに読み終わってしまう。
けれど、本当に大切なことを押さえてくれている本だと思いました。

文章が苦手だけど、いろいろ言われるとややこしくて困る、という人には救いの本かもしれません。

 

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