- 2013-8-15
- 書評
著者 鈴木信一
1962年埼玉県生まれ。横浜国立大学教育学部国語科卒業。埼玉県立高等学校に勤務。2007年度早稲田大学文学研究科派遣研究員。毎夏、一般・社会人向けに《小説を書きたい人のための文章講座》を開いている。
これに使える!
ブログ ★★★★
レポート ★★★
メール ★
企画書 ★★
小論文 ★★★★★
ざっくり紹介!
高校の国語の先生である著者が、「800字」というちょっとまとまった文章を書くための考え方や方法を紹介する1冊です。
自分には感性がない、創造力がない。そもそも書きたいことがない。
文章が苦手な人は、往々にしてそのような意識を持ってしまいがち。
しかし、本書は「書きたいことなんてないのが普通」というところから出発します。
私たちの頭の中には、書く前から文章のすべてが用意されているわけではない。
人は書きながら、つぎに書くべき文を見つけていく。
そうやって文書をつないで書いていくうちに、自然と長い文章ができあがるというわけです。
そうやって文章をつないでいくために必要なのが「論理の自然な流れ」であり、それは簡単な読み取りの訓練によって誰もが身につけることができる能力なのです。
ここは押さえろ!
1 書きたいことがなくても文章は書ける
2 思いつきでも「最初の一文」を書いてしまえばOK
3 話の先を予測しながら読む能力も大切
メモ
高校時代、こんな国語の先生がいたら、自分も絶対に国語が好きになっていたはず。
普段あまり意識せずに文書を書いていた人は、「文章を書くってこんなことだったんだ」と目からウロコが落ちること請け合いです。
とくに文章に苦手意識を持っている人には、きっと大きな発見があると思います。
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