- 2018-5-7
- ビジネス用語・時事用語, 日本語力向上ドリル
- ビジネス, マーケティング, 心理
「フレーミング効果」の説明で正しいのは次のうちどちら?
A:相手の理解ができるまで何度も繰り返して伝える効果
B:相手の印象を変える表現方法の効果
解 説
フレームは、絵画の額縁のことですよね。
カメラのファインダーから見える撮影範囲のことをフレーミングと言ったりします。
同じ風景を撮影するにしても、撮影者によってどこを、どう撮影するかは異なりますよね。
絵を描くときにも、どこを中心に、どう描くかは人によって個性が出る部分です。
これと同じで、何かを伝える際に、「どう伝えるか」によって受け取り手の印象が変わることをフレーミング効果と言います。
フレーミング効果は行動経済学の分野でよく知られた心理効果です。
最近は、この心理効果をマーケティングや広告の分野に応用しようという動きが活発です。
たとえば、ジュースなどの成分表記には「果汁80%」などと書かれていますよね。
「果汁以外20%」と書いているものはないと思います。
事実としてはどちらも同じなのですが、「果汁80%」のほうが印象がいいからです。
伝え方次第で、物の見方や印象を特定の方向に誘導できるわけですね。
答え:B
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