- 2014-9-13
- 書評
著者 黒田龍之介
1964年生まれ。上智大学卒業、東京大学大学院修了。
現在は、専攻言語にとらわれないという意味での「フリーランス」語学教師として、執筆と講演を中心に活動中。
著作に『外国語を学ぶための 言語学の考え方』『ポケットに外国語を』『はじめての言語学』などがある。
これに使える!
ブログ ★★★★
レポート ★★
メール ★★★★
企画書 ★
小論文 ★★
ざっくり紹介!
外国語を教える語学教師が、大学生向けに読みやすくて楽しい日本語の文章表現を解説していく本です。
日本の大学生は、子どものころから「作文」と「小論文」を中心に書かされてきました。
それによって、型にはまった退屈な文章がスタンダードになってしまった、と著者は指摘します。
目標は「読みやすくて楽しい」文章を書くということ。
そのためのテクニックを、授業風景を交えながら語りかけていきます。
子どものときから文章を書くのが苦手だった人は、本書を読んで文章を書くことの自由さを感じるかもしれません。
文章がもっと楽しくなるきっかけにできそうな本といえるでしょう。
押さえたいポイント
1「思う」を文章中に使うな!
2「わたしは」で文章を始めるな
3(笑)はなるべく避ける
追記代わりのメモ
授業風景もリアルで面白く、文章を楽しみながら書けるかもしれない、思わせるような本でした。
「ここは押さえろ」で紹介した3原則を守るだけでも、文章は飛躍的に向上できます!
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