『語感トレーニング』 中村明

『語感トレーニング』

著者 中村 明

1935年生まれ。早稲田大学名誉教授。『感情表現辞典』『日本語 語感の辞典』『感覚表現辞典』『センスをみがく文章上達事典―魅力ある文章を書く59のヒント』など著書多数。


これに使える!

ブログ  ★★★★★
レポート ★★★
メール  ★★★★
企画書  ★★
小論文  ★★

ざっくり紹介!

国立国語研究所、早稲田大学などで文体論・表現論に関わってきた著者が、日本語の感触の違いを解説する本。

たとえば「快調」「好調」「順調」、この3つの言葉のうち、もっとも調子がいいのはどれか?

「過日」「先日」「この間」はどう使い分ける?

など、Q&A形式で読み進めていくうちに、読者は語感の面白さや繊細さを体験していきます。

本書の例にもありますが、レストランのメニューを考えるとき「ピザ」と書くより「ピッツァ」と書くほうが本格的なイメージが生まれるかもしれません。

言葉の使い方に意識的になることで、文章を書くときにぴったりのイメージを伝えられるようになります。

本書は、そのきっかけになる入門書といえるでしょう。

ここは押さえろ!

1 日本語の感覚は繊細で微妙
2 選んだ言葉と類義語の違いを、立ち止まって考える
3 名文を意識的に読んで、言葉のセンスを磨こう

追記代わりのメモ

スキマ時間に、1問ずつ楽しみながら読みました。
言葉の使い方によって、微妙に変化する日本語の文章。
考えれば考えるほど奥深いですね。
もっともっと勉強が必要だと痛感しました。
日本語の「語感」に興味がわいてきた人には、本書の著者がまとめた『日本語 語感の辞典』を読んでみるのも面白いかもしれません。

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