「甲羅を■る」の■に入る単語で正しいのは次のうちどちら?
A:経
B:着
答え:A
「甲羅(こうら)を経る」は、年功を積む、熟練する、という意味です。
甲羅は言うまでもなく、亀やカニの背を覆う硬い甲のこと。
しかし、甲羅はコウという響きから「功」「劫」にかけて、
長い年月、年功、という意味を持つことがあります。
甲羅を経る、という慣用句はその一例です。
「甲羅を重ねる」という表現をすることもありますが、意味は同じ。
ただし、「甲羅を経る」「甲羅を重ねる」のどちらも、
単純に熟練したものを誉めるだけでなく、
「経験を重ねてずるがしこくなっている」と
いう少し意地悪なニュアンスを含むこともあります。
使い方には注意が必要かもしれませんね。
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