---

 

 

 

 

---

 

 

クラス替え、引っ越しや転職、新しい事業へのチャレンジなど、何か環境が変わるときには、少なからず勇気が必要ですよね。
平常心のままで新しい挑戦ができる人はそういません。

その理由は、新しい挑戦には「何かを得られるかもしれない」という期待と、「何かを失うかもしれない」という恐怖心の両面がある
からでしょう。

そして、人間はどうしても恐怖心を優先させやすいのです。つまり「何かを失うくらいなら、今のままがいい」と考えがちなのです。

これが、人間の「現状維持バイアス」の背景にある心理です。

さて、これをビジネスの現場に置き換えてみましょう。

みなさんが使っているシャンプーは何でしょうか。
そのシャンプーを選ぶ理由は何でしょうか。思いつく限り挙げてみてください。

多い答えは「手触りがよくなる」「すっきり感がある」「安い」あたりかと思います。

では、その理由と同等の商品があれば、そちらに変えますか？

おそらく、多くの人は「同じ品質、同じ値段なら、いつものシャンプーを買う」のではないでしょうか。

特に変える理由がなければ、いつものメーカーの、いつものブランド、いつもの商品を選びがちなのも、現状維持バイアスがかかるからです。

これをビジネスを展開する側から見てみると、「消費者には現状維持バイアスがあるという前提で、「自社商品に変えてもらう相応の理由」を提示する必要がある」と言えます。

• tweet
• 
•