所得税の抜本的な見直しで注目されている課税方式って?

現在、所得税のしくみを抜本的に見直そうという動きの中で注目されている課税方式は、次のうちどちら?

A:世帯課税

B:法人実行税率


答え:A

 

現在の所得税は、

「サラリーマンと専業主婦プラス子供、という家族設計に向いた税制」

と評価されることがあります。

 

しかし、内閣府の発表によると、
専業主婦世帯は787万、共働き世帯は1054万と、
共働き世帯のほうが多いのが実情とか(2012年)。

 

妻の収入が一定の金額(一般には年収130万円)以下であれば、
夫の所得から一定の額(平成25年は38万円)を差し引ける
「配偶者控除」も、女性の働く意欲を低下させると言われています。

 

これらの問題を解決して、
「子供が増えるほど税金が安くなるしくみにしよう」というのが現在の流れです。

 

そこで注目されているのが「世帯課税」です。

現在の所得税は、個人の収入に対して課せられています。
つまり課税対象は「個人」ですね。
これを「世帯」という単位で行おうという案が出てきたんですね。

実際、フランスではこの税方式が少子化問題の解決策の一つであったとか。

 

もちろん、すべての制度にはメリットとデメリットがありますから、
これからもっともっと議論してもらいたいですね。

私たちも税金とは無縁ではいられませんから、
議論の行方をしっかり見守っていきましょう。

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

登録無料 2分でわかる!日本語向上ドリルメールマガジン

関連記事

ページ上部へ戻る