- 2014-2-21
- エトセトラ, ビジネス用語・時事用語, 日本語力向上ドリル
企業経営、マーケティングなどでしばしば使われる「USP」は次のどちらを略した言葉でしょうか?
A:Unique Selling promotion
B:Unique Selling Proposition
答え:A
ちょっと意地悪な設問でしたね。
ひと言で言うと、USPは自社、または自社商品が持つ「強み」のことです。
理解を深めるために、単語の意味から確認しましょう。
Unique・・・唯一の、他に類を見ない、独特な、ユニークな
Selling・・・販売、売却
Proposition・・・提案、主張
直訳すると、
「他に類を見ない独特なセールス提案」といったところでしょうか。
その会社、その商品しか持っていない特徴のことです。
ただ、「強み」とするだけでなく、「提案する」ニュアンスを
含んでいるのがUSPなんですね。
それもそのはずで、USPを最初に提唱したのは、
アメリカ広告界の巨匠と呼ばれるロッサー・リーブスだからです。
どちらかというと、広告技法として考えられたのですね。
M&Mチョコレートのキャッチフレーズ「お口でとろけて手でとけない」
は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
このキャッチフレーズもロッサーが考えたと言われています。
チョコをセールスしようとするとき、
普通はおいしさ、量、価格などをアピールしますよね。
それを「手でとけない」という、
他にはないポイントを「強み」としてPRする。
これがUSPです。
ちょっとむずかしい本ですが、
興味のある方はロッサー本人の本がおすすめですよ。
http://www.amazon.co.jp/dp/490321236X
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