「説明する」の謙譲語として正しいのは、次のうちどちら?
A:説明させていただきます
B:説明いたします
答え:B
最近は、「させていただく」を使っているシーンをよく見かけるようになりました。
△ 説明させていただきます
△ ご指示どおりにさせていただきます
△ 努力させていただきます
使っている人は敬意を表しているつもりでしょうが、実はこれはあまりよい用法とは言えません。
一般に「バイト語」などと言われる、微妙な敬語なのです。
「する」の謙譲語は「いたす」です。
そのため、上記を正しく謙譲語にするなら、以下のようになります。
「説明いたします」
「ご指示どおりにいたします」
「努力いたします」
こちらのほうがすっきりしますよね。
最近は「~させていただく」の乱用が目立ちますが、聞き苦しくなるので注意しましょう。
上記はまだマシですが、「努力したいと思います」を謙譲語で言うと、「努力させていただきたいと存じます」と、非常にまどろっこしくなります。
この場合は、「努力をいたす所存です」とすっきり表現しましょう。
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