「因循姑息」の正しい意味はどちらでしょうか?

「因循姑息」の正しい意味はどちらでしょうか?

A:古いやり方による一時しのぎ
B:自分勝手で礼儀知らず


答え:A

「因循姑息」で「いんじゅんこそく」と読みます。

因循が古い習慣にこだわっていること、姑息が一時しのぎという意味なので、
因循姑息で古いしきたりにこだわって、その場しのぎに終始すること、
という意味になります。

「ざんぎり頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」
という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
明治維新直後、それまでのちょんまげを切り、
欧米風の髪型であるざんぎり頭にした人を表現した歌です。

実は、この歌の前には「半髪頭を叩いてみれば、因循姑息の音がする」
とあります。
半髪頭はちょんまげのことで、古いしきたりに縛られて、
新しいことを取り入れられない人のことを表現しています。

新しい人と古い人を対比させ、
頭の中が髪型にも表れることを表現した歌だったんですね。

 

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