「だんきんの交わり」という故事成語で使われる言葉、「だんきん」の正しい漢字は次のうちどちら?
A:弾琴
B:断琴
答え:B
「断琴の交わり」は、非常に親密な友情を表す故事成語です。
中国の春秋時代のお話です。
琴の名手である伯牙(はくが)は、
自分の弾く琴の音色を本当に理解してくれていた子期という友人が
この世を去ったと知ると、彼の墓の前で曲を演奏した後、
琴の糸を断って、二度と弾くことはありませんでした。
この話から「断琴の交わり」という言葉が
特別な友情を表すようになったのです。
一方、設問にある「弾琴」という言葉も実際にあります。
こちらは「琴を弾く」という意味です。
同じく「だんきん」と読みますが、
意味がまったく反対になるのが漢字のおもしろさですよね。
「弾琴の交わり」に似た言葉には
「刎頸(ふんけい)の交わり」などがあります。
故事成語には友情を表現する言葉が多いですよね。
昔から、友人との関係は大切にされていたということでしょうか。
登録無料 2分でわかる!日本語向上ドリルメールマガジン