- 2016-10-11
- ビジネス用語・時事用語, 日本語力向上ドリル
- ビジネス, 仕事
「フィンテック」の説明として正しいのは次のうちどちら?
A:finical technologyの略で、好みがうるさい人でも、その人の趣向に合わせた提案ができる技術
B:FinanceとTechnologyを合わせた造語で、ITをはじめとする技術で行われる金融サービスのこと
解 説
最近、新聞などでも頻繁に取り上げられる「フィンテック」。
もともとは「Finance」と「Technology」を合わせた造語で、金融IT、金融技術などと言われることもあります。
IT技術はさまざまな企業、さまざまな産業に革新を起こしました。
金融もまたしかりです。
もちろん、以前からIT技術を利用した金融サービスの革新は起こっていましたが、ここ数年で「フィンテック」という言葉が盛んに取りざたされるようになったのは
スマートフォンやビッグデータ、AIの発達などが無関係ではありません。
フィンテックの例としてよく挙げられるのは、
・スマートフォンでのモバイル決済
・アプリなどで行うクラウド家計簿
・クラウド会計ソフト
などでしょうか。
最近は融資の可否をITや人工知能でスピーディに行ったり、スマホで小口送金を行えたりしますよね。
こういった技術もフィンテックと呼ばれます。
最近では、金融サービスに革命を起こす技術そのものだけでなく、最新技術を活用した金融サービス業を行う企業のことをフィンテックと呼ぶこともあります。
フィンテック業界、という言葉も生まれてきました。
おおざっぱに言うと、金融サービスが低価格で行えるようになるため、個人やベンチャー企業にメリットが大きいと言われています。
もちろん、コスト削減は大企業もヒトゴトではありませんから、サービスが充実してくれば大きな恩恵を受けるのは間違いありません。
そう考えると、サービスの充実はすべての人にありがたい話ですよね。
とはいえ、ITやAIの発達はヒトの活躍の場が減るという側面もあります。
技術を使いこなせない人が取り残されるということもあるでしょう。
メリットとデメリットは両面、ですね。
答え:B
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