「擬古文」の意味で正しいのは次のうちどちら?
A:古代の文体をまねて作った文章
B:書かれた年代がわからない文章
解 説
「擬古文」で ぎこぶん と読みます。
「擬古」は、古い時代のならわしや仕方を真似ること、という意味です。
つまり「擬古文」は、古代の文体を真似て作った文章のこと。
特に、江戸時代の国学者が平安時代の歌や文章を模範として作った文章のことを言います。
江戸時代の擬古文については、雅文(がぶん)と呼ぶこともあります。
とはいえ、江戸時代以前にも擬古文がなかったわけではありません。
あの吉田兼好による『徒然草』も、和漢混交文と、擬古文で書かれています。
『徒然草』は鎌倉時代末の作品ですが、平安時代の文章から影響を受けているんですね。
答え:A
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