「豊頬」の読みは次のうちどちら?

「豊頬」の読みは次のうちどちら?

A:ほうがん

B:ほうきょう


答え:B

 

肉付きのよい、ふっくらした頬(ほお)のことです。

源氏物語絵巻を例に挙げるまでもなく、昔の美人は頬がふっくらして
いることが条件でした。
昔は食べ物が十分とは言えませんから、肉付きがよいほうが健康的で
美しいとされたのですね。

そんな美人を形容する言葉として使われたのが「豊頬」です。
豊頬の佳人、などと使います。佳人は美人という意味。
時代が時代なら、私の頬も二重あごも持てはやされたかもしれません。

基本的には女性に対する形容詞ですが、
「豊頬の美少年」という表現はあります。
まだ初々しい童顔の少年には、
美人に対する敬意と同じものを感じるのでしょうか。

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