- 2016-9-5
- ビジネス用語・時事用語, 日本語力向上ドリル
- ビジネス, 経済
「ビッグマック指数」の説明で正しいのは次のうちどちら?
A:各国の総合的な労働力の目安となる
B:各国の総合的な購買力な目安となる
解 説
「ビッグマック指数」は各国の経済力を測る目安となる指数です。
イギリスの経済誌「エコノミスト」が発表していて、内容は名前の通り、「ビッグマックがいくらで売られているか」をそれぞれの国で比較したもの。
たとえば、ビッグマックがアメリカで4ドル、日本で400円なら、ビッグマック指数は「1ドル100円」となります。
ちょうど為替レートのように表されるわけですね。
本来、同じ商品やサービスは同じ値段であるはずですよね。 (現実のビジネスではこの限りではありませんが)
そのため、ビッグマックという商品はどの国でも同じですから、同じ価格で売られるはず、というのが前提となってきます。
ただし、国によって賃金や店舗家賃、光熱費などが違ってきます。 つまり、さまざまな要因によってビッグマックの値段も変わってくるわけです。
そのため、同じビッグマックという商品の値段には、その国の総合的な購買力、経済力が表れると言われています。
つまり、ビッグマックが高い国の通貨は高く評価され、安い国の通貨は低く評価されるわけです。
ちなみに、2016年にビッグマックが最も高い国はスイスで764円。 日本は370円で31位でした。
ビッグマック指数によると、日本の経済力は私たちが思っているよりも高くないんですね。
ちなみに、最近では同じエコノミスト誌が、スターバックスのラテを使った「トールラテ指数」も発表しています。
しかし・・・700円以上するビッグマックは個人的に食べたいとは思いませんねぇ。
答え:A
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