「あまりのショックにあっけに取られる様」は、「唖然」?「呆然」?

「あまりのショックにあっけに取られる様」は、次のうちどちら?

A:唖然(あぜん)

B:呆然(ぼうぜん)


答え:B

 

どちらも、「あまりのことに開いた口がふさがらない、ぼんやりした様子」
を表現した言葉ですが、その原因が違います。

 

唖然(あぜん)「あきれて」言葉が出ない様子のことです。
「彼の裏切りに唖然とした」などと使います。

 

一方、呆然(ぼうぜん)「ショックで」気抜けした様子のこと。
「火が広がる様を呆然と見ていた」「呆然と立ち尽くす」などと使います。

 

混乱しやすいのは、呆れて(あきれて)の呆という漢字を使っている呆然に、あきれたニュアンスがないことです。

 

また、呆然は「茫然」と書くこともあります。意味は同じです。
茫然自失」の場合は茫然を使うことが一般的ですので、
四字熟語としてインプットしておいたほうがよいですね。

 

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