「灰汁」の正しい読みは次のうちどちら?
A:だし
B:あく
答え:B
「だし」の漢字は「出汁」ですね。
「灰汁」は「あく」と読みます。
「灰汁」は文字のとおり、
もともと灰を水に浸して取った上澄みの水のことを言いました。
この水は炭酸イオンやアルカリ金属イオンなどを含んでいるため、
汚れの洗い落としや染色などにも使われたそうです。
一般的に「あく」と言われるのは、
植物中に含まれる渋みやえぐみの成分、肉などの煮汁の表面に浮かぶ白い泡状のものですね。
この意味から転じて、人の性質や文章などの癖や個性を指すこともあります。
「あの人は年を取って灰汁が抜けたね」などと言いますよね。
とはいえ、植物に含まれる渋みやえぐみを好む人もいると聞くこともあります。
灰汁が強すぎると感じていた人もも、いざその灰汁が抜けて
しまうとつまらなくなってしまったり、ということもありそうな…。
個性と灰汁は紙一重なのでしょうか。
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