- 2016-4-12
- 文章に関するあれこれ
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異性に人気のある人を「もてる」と言いますよね。
広辞苑には、「もてる」を次のように説明しています。
(1)持つことができる。持ち得る
(2)保たれる。支えられる
(3)もてはやされる。ちやほやされる。人気がある
もともとは、(1)「持つことができる」という可能の意味から、受け身の意味(2)、(3)と転じていったそうです。
一説によると、すでに江戸時代には(3)の意味で使われていた記録もあるとか。
最近では「モテる」とカタカナで表記するほうが一般的でしょうか。
この表記は昭和中期からということですよ。
現在では、漢字で「持てる」と書くと(1)の意味、カタカナで「モテる」と書くと(3)の意味と受け取られるのが一般化しているように思います。
ちなみに、広辞苑に「モテ期」はありませんでした。
「人生にはモテ期が3回ある」というのは、やはり迷信なのでしょうか…。
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