- 2016-4-12
- 文章に関するあれこれ
- 語源
内分泌腺などから分泌され、体内で組織や器官の活動を調整する物質の総称を「ホルモン」と言いますよね。
同じ「ホルモン」に、料理で使う豚などの贓物を小さく切ったものもあります。
分泌物質と贓物。
体内にある、という意味では同じですが、同じ「ホルモン」と呼ぶのは意外な気がしませんか?
分泌物質のホルモンの語源は、「刺激する」「目ざめさせる」という意味のギリシャ語ホルマオ(hormone)です。
分泌物質が身体の機能を高める作用を持つので、つけられました。
一方、ホルモン料理は、大阪の洋食レストランが毎日、捨てていた贓物を料理に使う方法として考えたもの。
関西弁で「ほおるもん(放る物)」を語源とするという説があります。
贓物料理のイメージアップのため、体内に力を与えるというイメージでホルモンと付けられたという説もあるようです。
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