お客さまが帰られる際、部屋でコートなどを着るよう促す際のフレーズとしてよりよいのはどちら?
A:こちらでお召しになってください。
B:どうぞこちらでご着用ください。
答え:A
「着る」の尊敬語は「お召しになる」です。
「ご着用」は話し言葉としては多少、堅さを感じます。
そのため、Aのほうが自然なフレーズとなります。
敬語は普段から口にすることで自然と使えるようになりますが、
尊敬語、謙譲語はある程度、丸暗記する必要もあります。
言う→(尊敬語)おっしゃる→(謙譲語)申し上げる
行く→(尊敬語)おいでになる→(謙譲語)伺う
教える→(尊敬語)ご指導→(謙譲語)ご案内する
聞く→(尊敬語)ご静聴→(謙譲語)拝聴する
尊敬語、謙譲語はそれぞれいくつか単語もあります。
たとえば、行くの尊敬語には以下のようなものもあります。
・いらっしゃる
・おいでになる
・お越しになる
・お出かけになる
・お見えになる
・ご足労
まとめて覚えて、状況に合わせて使えるようにするとよいでしょう。
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