二重敬語で許容できるのは?

次の二重敬語のうち、「習慣として定着している」ために許容される敬語はどちら?

A:お読みになられる

B:お召し上がりになる


解 説

通常、一つの語において、同じ種類の敬語を二重に使うと「二重敬語」と言われるNG敬語になってしまいます。

選択肢Aの「お読みになられる」の場合、「読む」という語を「お読みになる」と尊敬語にしたうえでさらに尊敬語の「~れる」を加えていますから、二重敬語です。

正しい敬語は「お読みになる」もしくは「読まれる」ですね。

ただし、なかには習慣として定着している二重敬語もあります。

次のようなものです。

【尊敬語】お召し上がりになる、お見えになる
【謙譲語Ⅰ】お伺いする、お伺いいたす、お伺い申し上げる

たしかに「お見えになりました」「お伺いいたします」などは使うことがあるかなぁという印象です。

この問題は文部科学省の文化審議会答申「敬語の指針」から作ったものです。解説もこちらから抜粋しております。

興味がある方は、ぜひ読んでみてくださいね。

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