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成長の余地を表すのは「伸び代」。「のり代」は間違い

のり代とのり白。そして伸び代。

先日、テレビのニュース番組で、とある企業の方が「まだまだ売上の“のりしろ”はある」と話をしているのを見かけました。
後日、ネットの記事で「売上の“のりしろ”」と書いてある文章も見かけました。

ご存じの方も多いかと思いますが、これは誤用です。
おそらく「伸びしろ」と間違って使っているのではないでしょうか。

「のりしろ」は工作のときに使う言葉ですよね。
広辞苑には「紙を貼り合わせる時、糊をつけるための部分」と説明があります。

三省堂の国語辞典では、「ゆとり」という意味についても言及していました。
(1)糊をつけるために残す部分
(2)(うまくまとめるための)ゆとり。クッション。交渉ごとでの妥協の余地など

いかがでしょうか。
「のりしろ」に売上を積み上げるという意味はありません。

一方、「伸びしろ」の意味も確認しておきましょう。

広辞苑の説明は以下のとおりです。
(1)金属などの折り曲げたり熱したりする際に生じる伸び。またその長さ
(2)今後、発展・成長していく可能性や見込み

売上を積み上げられるかどうかについて話す際は、「伸びしろ」を使うのが正しいことが理解できるかと思います。

ちなみに、「のりしろ」と「伸びしろ」の「しろ」は、同じ漢字を使います。みなさん、何だと思いますか?

「糊代」「伸び代」が正解です。

小学生の頃、組み立てて作るおもちゃなどには「のり白」と書かれていた気がしますが、辞書を引いてみると「代」が正解でした。

「代(しろ)」には、「何かのために取っておく部分、必要な部分」という意味があります。
そういえば、裁縫には「縫い代」なんて言葉もありますね。

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