文章力を上げるには「一文一義」で書く

「一文一義」という言葉をご存じでしょうか。
一つの文章には、ひとつの意味だけを持たせるということです。

たとえば次の文章を読んでみましょう。

兄は写真をとりに行った

この文章は、3通りの解釈ができます。

(1)兄は(船の)写真の撮影をするために(海に)出かけた

(2)兄は(証明)写真を撮影に(写真店)へ出かけた

(3)兄は(現像を依頼していた)写真を(写真店)に取りに出かけた

 

カッコ内は文章の補足例です。

説明が足りず、誤解を与えてしまうのがわかる文章ですね。
「一文一義」を心がけなければならないのは、人の解釈によって文章の意味が変わることを避けるためなのです。

 

とはいえ、説明しすぎて、一文が長くなってしまうのも考えものです。
情報の過不足に注意しながら、一文はできるだけ短くするのが読みやすい文章のコツですよ。

 

 

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