上司が仕事上のノウハウを披露してくれたときのフレーズで、より適切なのは、次のうちどちら?
A:すばらしいですね。見直しました。
B:さすがですね。改めて恐れ入りました。
答え:B
「見直しました」は、悪い評価を覆したというニュアンスですから、少し失礼ですよね。
「今まではどう思っていたんだ?」と詰め寄られても仕方がないフレーズ。
仲の良い先輩に軽いジョークとして「見直しました」なら問題ありませんが、
真剣な仕事の場面では使わないほうがよいでしょう。
一方、「改めて恐れ入りました」は
「前からすごいとは思っていたけれど、本当にすごいですね」というニュアンスが伝わります。
「恐れ入りました」は、上司が部下に褒め言葉として使うのにもよいフレーズです。
私自身、まだ社会人の駆け出しの頃、目上の人に私の仕事をチェックしていただいて、
「すごくよくできているよ。恐れ入りました」と言われたことがあります。
冗談で頭を下げられたのですが、誉められたことが本当に嬉しく、
それ以後の仕事が楽しくなりました。今でもよい思い出です。
上司、部下、同僚、取引先、はたまた友人や家族にも、
すばらしい仕事には、よい言葉をかけたいものですね。
その時々、自分の気持ちを上手に表現できる人は、仕事も人間関係もうまくいくのではないでしょうか。
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