「柳眉を逆立てる」の正しい意味はどちら?
A:美人が眉をつり上げて怒る様子
B:美人が眉をつり上げて驚く様子
答え:A
柳眉は「りゅうび」と読みます。
柳の葉のように細く、美しい眉のことで、美人を形容する言葉です。
その美しい眉を逆立てて怒る、というのが「柳眉を逆立てる」の意味。
「柳眉を逆立てて、抗議した」などと使います。
ちなみに、日本で柳といえば、しだれ柳を指すことが多いようです。
昔の怪談話で、お堀端や川岸に立つ幽霊の横に植えられている木、
と言えばイメージしやすいかもしれません。
あの柳は、生えているのではなく、水害対策のために植えられていたそうですよ。
湿潤を好み、強い根を持つことから、植栽木とされました。
柳を使った慣用句は意外に多くあります。やはり、柳の特性である
しなやかさ、強さを表現したものが多いですね。
柳に風と受け流す
少しも逆らわずに、巧みに受け流す
柳に雪折れ無し
柔軟なものは剛直なものよりかえってよく事に堪えることのたとえ
柳の下にいつもどじょうは居らぬ
一度、柳の木の下でドジョウを捕らえたからといって、いつもその場所で捕らえられるものではない。
一度幸運を得たからといって、同じ方法でいつもうまくいくとは限らない
柳は風に従う
相手に逆らわず、上手にあしらう
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