「他流試合」の意味で正しいのはどちら?

「他流試合」の意味で正しいのはどちら?

A:自分の流派と異なる人と試合をすること

B:相手の得意分野で勝負をすること


答え:A

 

複数の流儀がある武術などで、
他の流儀の人と試合をすることを他流試合と言います。

他流試合は、「個人対個人」の強さを競う以外に、
「流派対流派」の強さを競う要素が加わります。
「自分たちの流派にかけて、この試合には負けられない」と、
プレッシャーのかかる真剣勝負になるようです。

また、相手の出方がわかりやすい同じ流派と違って、
どんな手をくり出してくるかわからないため、
用心深く身構えやすくもなるといいます。

夏目漱石の『こころ』の一説に、下記の一節があります。

>私はちょうど他流試合でもする人のようにKを注意して見ていたのです。

用心深く身構える様子を「他流試合でもするように」と表現したようですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

登録無料 2分でわかる!日本語向上ドリルメールマガジン

関連記事

ページ上部へ戻る