- 2016-3-7
- エトセトラ, ビジネス用語・時事用語, 日本語力向上ドリル
- ビジネス, 仕事
「アライアンス」の意味で正しいのは次のうちどちら?
A:複数の企業がある目的のために協力体制を築くこと
B:互いにメリットのある形でM&Aを行う形態のひとつ
答え:A
アライアンスを英語表記するとalliance。
直訳すると、同盟、同盟関係です。
つまり、お互いの利益のために複数の企業が協力し合うことを言います。
M&Aは時間や資金は言うまでもなく、大きなパワーも必要になりますが、
アライアンスは緩やかな結びつきであるため、比較的、スピーディに関係が構築できるのが利点です。
互いの経営資源はもちろん、技術や販売ルートなどを利用し合うことで相乗効果を目指します。
お客様にとって、これまでにない価値を提供することができるのもメリットの一つです。
互いの強みを掛け合わせ、弱みを打ち消し合うことができるわけですね。
ただし、デメリットがないわけでもありません。
M&Aと比較すると、結びつきがゆるやかな分、効果が出づらいこともあります。
また、アライアンスを解消する際には、技術やノウハウの流出するという可能性も捨てきれません。
リスクを排除し、大きな効果を生み出せるかどうかは経営の舵取り次第ということですね。
以前はIT業界など、競争が激しい業界を中心にアライアンスが行われていましたが、
現在ではもう一般化されている経営手法と言えるかもしれません。
非常に多くの業界でアライアンスが結ばれています。
特に近年では、海外への進出時によいアライアンスを結べるかどうかが
成功の可否を握ると言われています。
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