「捏造」は「ひつぞう」?「ねつぞう」?

「捏造」の正しい読み方は次のうちどちら?

A:ひつぞう

B:ねつぞう


答え:B

 

捏造は事実でないことを、さも本当かのように仕立て上げることです。

たまに、捏造問題でマスコミを賑わせることがありますよね。

 

それはそれとして、 実はこの「ねつぞう」は、慣用読みと言われる読み方です。

本来は「でつぞう」と読むのが正しく、 誤用が一般化したのが「ねつぞう」なんですね。

そのため、すでに「ねつぞう」で正解といえます。

 

ちなみに「捏造」の「捏」の読みは次の通りです。

■音読み:デツ、ネツ、ネチ

■訓読み:こ(ねる)

 

音読みの「デツ」は、 「捏っち上げ(でっちあげ)」などが用例としてあげられます。

訓読みでは、粘土を捏ねる、パン生地を捏ねる、などと使います。

 

とはいえ、普段はひらがなで表記するのが一般的で、 音読み、訓読みともにあまり漢字としては見かけません。

漢字で見かける機会が一番多いのが慣用読みの「捏造」であるのは 不思議な状況ですね。

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