「艱難」は「かんなん」?「たんなん」?

「艱難」の読み方で正しいのは次のうちどちら?

A:かんなん

B:たんなん


 

答え:A

 

艱難は「困難に出逢って苦しみ、悩むこと」「辛いこと」という意味です。
「艱難に耐える」などと使います。

艱難辛苦」と四字熟語で使うことも多いですね。
こちらは、「かんなんしんく」と読みます。
「艱難辛苦を共にしたパートナー」などと使うケースです。

 

また、「艱難、汝(なんじ)を玉にす」という言葉もあります。
人は多くの困難を乗り越えてこそ、立派な人になるという意味ですが、
これはもともと英語のことわざでした。

Adversity makes a man wise.

adversityは逆境、不運、不幸という意味です。
wiseは賢い、賢明、知恵があるという意味ですね。
直訳すると、「逆境が人を賢明にする」でしょうか。

艱難という単語を使うあたり、訳した人のセンスを感じますね。

 

 

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