中小企業の資金調達の円滑化を図るために創設された「電子記録債権」 制度の通称名で正しいのはどちら?

中小企業の資金調達の円滑化を図るために創設された「電子記録債権」 制度の通称名で正しいのはどちら?

A:でんきろ
B:でんさい


答え:B

従来からあった手形・指名債権(売掛債権等)の問題点を克服した新しい金銭債権のことです。
単純に手形や指名債権を電子化したものではなく、
問題点を解決する手段として2003年にIT戦略本部で提案されました。

モノやサービスを購入した企業が処理期間に支払情報を登録すると、
支払期日に相手先の口座に代金が自動送金されます。
受け取り側の企業は、期日前に銀行に買い取ってもらって現金化したり、
第三者に譲渡することができるため、中小企業の資金繰りを楽にするとされています。

2008年からは電子記録債権法も施行され、政府も後押ししていましたが、
なかなか普及しないと言われていた制度です。
しかし、ここにきて「でんさいネット」ができたことで普及に弾みがついたようです。
でんさいネットは全国銀行協会が運営する電子債権処理機関。
2013年6月21日の発表では、約500の金融機関と20万社の企業が参加していて、
発生記録請求累計件数が1万件を超えたとのことです。

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