「櫛の歯が欠けたように」?「櫛の歯が抜けたように」?

「櫛(くし)の歯が■けたように〜」の■に入る漢字は次のうちどちらでしょうか?

A:欠(けた)

B:抜(けた)


答え:A

 

櫛(くし)の歯が欠けたよう」は
本来、切れ目なく続くものが、ところどころ抜けているさまを表現した言葉です。

「歯」に注目してしまうと、「抜けた」を選択しそうになりますが、
「櫛の歯」は「抜け」ませんよね。「欠ける」ものです。

そのため、答えはAになります。

櫛の歯が欠けたように、その地域から人が離れていった」などと使います。

 

「櫛」を使ったことわざには、ほかに「櫛の歯を挽(ひ)く」があります。
こちらは、物事が頻繁に引き続いて、絶えない様子をたとえたものです。

 

「櫛」は切れ目なく続く、連続している、という意味で使われるようですね。

ちなみに「櫛」は「霊妙なこと」「不思議なこと」という意味の
「奇し(くし)」「霊び(くしび)」が語源と言われています。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

登録無料 2分でわかる!日本語向上ドリルメールマガジン

関連記事

ページ上部へ戻る