- 2016-4-13
- 伝わる文章テク
「一文一義」という言葉をご存じでしょうか。
一つの文章には、ひとつの意味だけを持たせるということです。
たとえば次の文章を読んでみましょう。
兄は写真をとりに行った
この文章は、3通りの解釈ができます。
(1)兄は(船の)写真の撮影をするために(海に)出かけた
(2)兄は(証明)写真を撮影に(写真店)へ出かけた
(3)兄は(現像を依頼していた)写真を(写真店)に取りに出かけた
カッコ内は文章の補足例です。
説明が足りず、誤解を与えてしまうのがわかる文章ですね。
「一文一義」を心がけなければならないのは、人の解釈によって文章の意味が変わることを避けるためなのです。
とはいえ、説明しすぎて、一文が長くなってしまうのも考えものです。
情報の過不足に注意しながら、一文はできるだけ短くするのが読みやすい文章のコツですよ。
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