サバを読むのサバって何?

サバを読む

「サバを読む」のサバの漢字で正しいのは次のうちどちら?

A:鯖

B:生飯


解 説

よく年齢をごまかすときなどに「サバを読む」と言いますよね。

意味は「自分の都合のいいように数や年齢をごまかすこと」です。

このサバは、です。
説明するのも野暮ですが、塩焼きや味噌煮にするとおいしい魚のサバのこと。

魚のサバが数をごまかすという言葉に使われるようになったのは、一説によるとサバがとても傷みやすい魚だからだそうです。

時間とともに痛みが進んでしまうため、サバを数えるときにはとても急いで行うのが普通だったとか。
それで、正確な数とは違うこともままあったんですね。

そのため、適当に数を告げることを、サバを読むと表現するようになったとか。

 

よく鰯(イワシ)は足が速いから、魚偏に弱いと書く、なんて言いますが、サバも傷みやすいんですね。

青魚は傷みやすいのかな? と調べてみたら、やはりそうでした。
青魚は水分が多いので身が柔らかく、身崩れしやすいそうです。

魚屋さんでも、アジやサンマは氷水に入れられていますよね。
対して、ブリやマダイは氷の上に置かれています。

衝撃に弱い青魚を守るため、緩衝材として水を入れているそうですよ。
こちらのサイトで知りました。

ちなみにですが、選択肢の「生飯」も「サバ」と読みます。
「サンバン」と読むこともあるそうです。
自分の食事を少量取り分けて、屋上や地上に散らしたり、神さまに供えることで供養や邪気を払う儀式のことです。

関西地方の一部では、お正月などに親に塩サバを贈る風習がありますが、これは「生飯」から転じたと言われています。


答え:A

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