「他山の石」の正しい意味はどちら?
A:自分より劣っている人や、つまらない他人の言行でも、
自分の知徳を磨く助けとすることができる
B:自分の価値観は世の中で一般的かどうかはわからない。
人にはそれぞれ立場があり、それぞれの価値観がある
答え:A
他山の石以て玉を攻(お)さむべし、
という『詩経』にあることからできた表現です。
よその山から出た粗悪な石でも、
自分の宝石を磨く役には立つ、という意味から転じました。
「人のふりみて我がふり直せ」と同義語と言えますが、
最近は「劣っている」「つまらない」という意味が薄れて、
「他の人を手本とする」「参考にする」と使うこともあるようです。
本来の意味からすると、目上の人の言行や手本となる言行では
使わない言葉ですが、これも時代の移り変わりでしょうか。
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