「恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか」のテーマはどちら?

百人一首に収録されている以下の歌は、
次のどちらをテーマにしているのでしょうか?

「恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか」

A:恋の噂のスピードに戸惑う
B:失った恋を忘れられない


答え:A

たまには古典の問題もいかがでしょうか。
もう一度、歌を収録しましょう。

恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか

壬生忠見(みぶのただみ)による歌で、
父親も『古今集』の撰者として知られています。

意味は、以下のようなものです。

>恋をしているという噂はあっという間に広まってしまったことだ。誰
>にも知られないよう、恋をし始めたばかりなのに。

恋をするとすぐに表情に出る人がいますよね。
作者もこのタイプだったのかもしれません。

ちなみに、下の句「人知れずこそ 思ひそめしか」の「~こそ~しか」は、
「~のに」という逆説的な意味を持っています。
この歌は倒置法になっているので、
「恋をし始めたばかりなのに~もう広まった」と上の句に続くわけです。

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